2019年10月15日火曜日

古代ロマン


【古代ロマン】
「有史以前に栄えた文明」「超古代文明」という言葉を聞くだけでワクワクするのですが、そういうドキュメント番組は最近ほとんどなくなってしまった気がします。
これだけ情報化社会で地球上の遺跡や様々な情報がネットで自由にみられる現代となってはただのネタ切れなのかもしれないのですが、個人的には別の理由を感じています。

慌ただしく生きていると必要なニュースだけの情報収集で手一杯になり、更にはそのニュースも仕事上必要なものに絞られてくる。こうなると古代文明なんてものに時間をかけてる暇は無いというのが現状となり、それが更には無駄な情報、余計な情報となって、いつしか邪魔な情報という仕分けをしてしまう。挙句の果てにはそういうのに興味のある人が愚かに見えてしまう。或いはそういったレッテルを貼って色眼鏡で見てしまう。

これはUFOや宇宙人の話に興味を持つ人が一様に体験した事と似通っているのではないでしょうか。つまり世間様からはじかれた存在、浮世離れした存在として見られるのです。

「不思議体験シリーズ」というサウンドノベルを作っていると怪しい人として捉えられ、そういったレッテルが貼られます。ところが同じようにサウンドノベルを作っていても恋愛ものやゲーム性のあるもの、を作っている人は普通の人、常識人として評価を受けたりします。ちょっと損だなって思った事があります(^^;

遺跡を巡ったり、歴史博物館を見ていると同様の人がいて初めて会ったのに話が盛り上がる事がしばしばあります。そういう時、私は人には人それぞれのロマンがあって見識を広げていく事は立派な向学心の表れだと自分に言い聞かせてトボトボと帰って来るのですが、流石に身近な人間にはなかなか「超古代文明」の話はできません。

2004年に不思議体験シリーズで「失われた大陸」というのを公開した時も反応が気になりました。この頃は本当に短く触れる程度で作っていたのに世間様を気にしていました。それから10数年後だったでしょうか。常連さんからメールが来て、

{「失われた大陸」にあった橋杭岩のある串本町の沖合に高度文明が栄えた島が一夜にして沈んだってTVでやってましたよ}

動画で検索したらすぐにヒットして無事に見る事が出来ました。ワクワクしました。フィクションですが透視で見聞きした内容が当たらずとも遠からずだったのかも知れないと思いながらTVのドキュメント番組を楽しんだ記憶があります。

ネタバレするので詳しくは言えませんが、私が見たのはそんなに近くに沈んでる島ではなかったんですよね (^^;