2019年8月9日金曜日

八幡の藪知らず



【二酸化炭素のトラップホール】

「致命的なCo2ポケット」というタイトルの動画を教えて頂きました。

Co2はご存知の様に酸素よりもずっと重いので低地や穴(ポケット)に滞留することがあります。そこに動物が入り込むと意識を失って息絶える事になります。

山中で気を付けないといけないのは極々たまにそういう魔のスポットが存在するという事です。Co2は、たちが悪いと言われるのは無色無臭で判別が出来ない点にあります。

「八幡の藪知らず」「藪知らずの森」で人が帰って来られなくなる原因はCo2が滞留しているせいだと考えていました。役所にもそのような資料があるので、それが原因だと思っていました。この辺りは「八幡の藪知らず 葛飾八幡宮 」というサンノベ作品に書いた通りです。

「藪知らずの森」は、中央部が若干低くなっているのですが昔はもっと高低差のある窪地だった事も記載があります。

実際に行ってみますと今はほとんど中央部は窪地ではなくなっていますからCo2やその他の有毒ガスの心配はなく、また公道にまで伸びていた竹林や木々の伐採の為に人が何人も森の中へ出入りしている事も分かりました。要するに現代では生還者がいるという事です。旧サイトに画像を公開したのですが駐輪所からだと柵のカギが開いており、普通に開けて出入りできる状態でした。

拍子抜けした感じはありましたが、それでもやはり肝試しなどで遊び半分に侵入するという場所ではないですね。実際に亡くなった方々や何か分からない異常をきたした人だっていると伝えられているのですから、触らぬ神に祟りなしってことです。

「藪知らずの森」の事は昔から知っていたのと、ある程度の年頃になってからはガス説だと決めてかかっていましたから窪地に注意すべきだと思っていました。

そんな折、見事なまでにすり鉢状の窪地を見つけたのが「井光 歴史に刻まれた宇宙人」で紹介をしました井光の井戸跡でした。あそこに下りていく時、実は鳥が下りていくのが見えたのでそれを確認してから下りて行ったので心配はありませんでしたが、もし鳥が来なかったら下りてないか、下りたとしてもドキドキしながら下りて行くことになったと思います。窪地だからと言ってどこにでもCo2が滞留してるなんてことはありませんが「藪知らずの森」のガス説という予備知識が頭に残っていたのでナーバスになっていました。

知らぬが仏だったのかもしれませんが、それでも予備知識はあったに越したことはありません。実は「藪知らずの森」の様なところは幾つかあるからです。中にはガスでは説明が付かない場所があり、しかも知らずに侵入するところで間一髪だった場所がありました。

侵入を止めたのは直感というよりも知らない人が突然現れて止めてくれたのですが
その人がまた突然いなくなったというウソの様な体験でしたが、サンノベでは更にもう少し話を膨らませて大袈裟に書こうと思っています。

盆休みに海や山、いろんな所へ出かけられるかとは思いますが、何か妙だと感じたら入って行かずに戻ってくるというのも勇気の一つです。物理的に危険な場所もありますが目に見えない力の働いている場所やガスなどの危険地域だってあるかもしれません。休暇の旅は兎に角安全に無事に帰ってくることが最大の目標で、それなしでは楽しい思い出にはなりません。どうぞ皆さん、楽しく安全に良い休暇をお過ごし下さい。

余談ですが

酸素よりも重い筈のCo2が、なぜオゾン層を破壊できるのでしょうね。どうやって高度約10 - 50 kmほどの成層圏まで上昇したのか困惑するばかりです。もしかしたらオゾン層を破壊しているのは別の原因があるのではないでしょうか。